自己表現の墓場

何者かになりたい大学生の日々の消費生活

NHKにようこそ!(Welcome to the NHK!)というアニメ

このアニメを勧めると、大体の人はタイトルから「NHK(日本放送協会)のプロバガンダアニメか?」といったような勘違いをするのですが、全く無関係です。

 

NHKとは「日本ひきこもり協会」の略です。アニメ自体が放映されていたのはもう10年前ほどになるのですが、未だに根強い人気があり化石というにはまだ早過ぎる存在となっています。かくいう僕も去年の夏にどハマりし受験勉強を放棄して全24話を1週間ほどで完走した覚えがあります。

その後も現実逃避のため20周くらいした結果気づけば12月になっていたという記憶がありますね。気づけよ。勉強しろよ。20周は誇張じゃなくマジでやったと思います。「やった」というか「やらかした」という表現の方が適切かもしれませんね。

個人的に気に入ってるのは20話で佐藤君が山崎と別れるシーンです。ここで有名な「お前 負けて帰るわけじゃないだろ」というセリフが登場します。クリエイターになる夢を追い続け、仕送り抜きでバイトしつつ専門に通いながら、それでもゲーム作りに全力を注いだ山崎をある意味1番近くで見ていた佐藤が発したセリフなので重みが違います。

この20話と最終話はマジ泣きしかけた。最終話は見た後に生きてるのが申し訳なくなって死にたくなった。

自分がもし話を作るならこういう日常系の枠内で面白く工夫されてるものを作ってみたいですね。

山崎は、というかNHKのキャラは皆そうなのですが個性がとても強く憎めないキャラクターなのです。よく話が長続きするイベントを発生させにくい日常モノであそこまで内容を濃くできたなあと本当に感心してしまいます。

躁鬱気味で引きニートでどうしようもないクズな佐藤、彼の前に突如として現れ更生させようとする天使な中原岬、隣の部屋の信用できるオタク山崎(まあ彼女いたんで信用もクソもないが)と各々の個性が強いので誰も薄れないのです。

最近のアニメの男キャラは典型的で無個性ですよね。というか男キャラが出るアニメがいないまである 女キャラは女キャラで"可愛い"ことが個性みたいになってて具体的に「どこが?」って聞かれると一様な答えになるし無個性なのかもしれません。まあそれもそれで好きなんですが… そんなことないぞという方はコメントください。

NHKにようこそ!は10年前のアニメですが、今観ても全然面白いので観てください。僕はこのアニメを観て以来毎日川崎市のある北東の方角へ、岬ちゃんが家へエホバの勧誘に来てくれるよう祈りを捧げています。また今日も、スゥ…

 

 

岬ちゃーーーーんっっっっ!!!!!!!頼む来てくれーーーーーーーー!!!!!!!もう人生つらい!!!!!!!!やめたい!!!!!!!!あああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!